迷路の外には、素晴らしい物があるはずだ!。



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ベストセラー 『チーズはどこへ消えた?』の続編です。


前作は、世界は、常に変化し続けているがゆえに、自分も変化に対応しなければならないという話でした。

今回は、変化を恐れて、その場所にとどまった小人のヘムの話しです。

この世界は、迷路になっていて、彼ら小人は、そこにあるチーズを食べて暮らしていました。
迷路が世界で、チーズが食料でした。
チーズが少なくなったので、その場所から出て行ったのが相棒のホーでした。

前回は、ここまで・・・

そのうちに、その場所のチーズはなくなり、ヘムも、そこから出て迷路をさ迷うことに
そこで、赤い石のようなものを食料としているホープと出会う
それはリンゴなんだけど、チーズしか食べ物でないと思っている彼は、最初は拒絶する

大丈夫、思い込みを捨てて、やってみればいいんです

とホープにアドバイスされます。
食べれました。美味しい。

 さて、この場合の信念
 食べ物はチーズである。

 この考え方は、自分が真実と考えていることです。
 
事実、ずっと、チーズを食べて生きてきたのです。

 この信念のせいで、リンゴをすすめられても、なかなか食べることができませんでした。


 古い信念は、あなたを囚人にしかねない。


 信念には、あなたの足を引っ張るものと、向上させるものがあります。
 
この場合は、足を引っ張る信念でした。

 このリンゴもなくなった。
 迷路を探すも、チーズもリンゴも少なくなってきた。
 追いつめられる二人。


 その時、「そもそも、チーズはどこから来た・・・」という考えが思い浮かんだ。

 彼らにとって、迷路こそが世界のすべてだと思っていた。
 だが、これも信念なのである。

 自分の考えを、すべて信じる必要はない。


 迷路を出ることを思いつく。


 迷路を出ること = 古い信念を捨て去ること

 これまで避けていた暗闇を行き、行き止まりと思っていた場所も探す
 
 そして、彼らは迷路から抜け出せたという話しです。


 大人は、今の物語が、これからもずっと、だいたい、そのような形で進行すると、勝手に思い込んでいることがある。

 でも、そうではない。

 真実だって、変化するのだ。

 タイタニックは、絶対に沈まないと信じられていた。だから、救命ボートは最低限しか用意してなかった。その結果、多数の人が犠牲となった。

 信じられていたことが、絶対とは限らない。
 

 自動運転の車が高速道路を走るとか
 お金を持たずに買い物ができるとか
 昭和の時代の人の常識にはなかったはず・・・

 信じられていた信念が、事実が、変化する
 それを恐れてはいけない

 常に、その変化に対応しながら
 昔の信念の囚人になることなく
 柔軟に対応し、その迷路の外に抜け出すことが大切だという話しでした。



☆☆☆☆☆ の とても役に立つ楽しい作品です。
2019  6/2
令和 19 冊目



『迷路の外には何がある?』 --『チーズはどこへ消えた?』その後の物語 [ スペンサー・ジョンソン ]
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【特製ケース入り】『チーズはどこへ消えた?』『迷路の外には何がある?』2冊セット [ スペンサー・ジョンソン ]
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